子供が欲しい方、諦めないで、 一緒に頑張りましょう!
当院不妊症治療の大原則は:『出来る限り自然妊娠を目指す』です。

  • 生活習慣の改善:
  • 健康な生活習慣を維持することは、良好な生殖機能を維持するために非常に重要です。適切な食事、適度な運動、ストレスの管理、適切な体重の維持などが含まれます。
  • 排卵誘発:
  • 排卵を促進するための薬物療法を用い、排卵が順調に行われるよう支援します。点滴や注射、または経口摂取など、患者の状態や生活に合わせた方法で投与します。
  • ホルモン療法:
  • 不妊症の原因の一つとして、ホルモンバランスの不調があります。ホルモン療法は、体内のホルモンバランスを整えることで、受精や妊娠の適切なプロセスを促進します。
  • タイミング療法:
  • 妊娠の可能性を最大化するためには、性交渉を排卵周期の最も可能性の高い時期に行うことが推奨されます。これはタイミング療法と呼ばれ、医師の指導のもとで行います。
  • 人工授精(AIH):
  • 無精症、EDなど男性の不妊が原因で自然妊娠が難しい場合には、精子を直接女性の子宮内に移植する人工授精が行われます。

1. タイミング法:

「タイミング法」とは、生殖補助医療の初期段階において行われる療法で、性行為を女性の排卵周期と同調させることで自然妊娠を目指す方法です。女性の健康な月経周期では、大体中間に排卵が起きます。排卵の際に卵子が放出され、次の24~48時間以内が妊娠する最も可能性が高い時間帯となります。同時に、男性の精子は女性の生殖器内で最大で5日間生存することができます。この性質を利用し、排卵日の前後数日で性行為を行うことで、自然妊娠の確率を高めるのがタイミング法です。
タイミング法は、特別な医療介入が不要で自然な妊娠を追求するカップルに特に有用ですが、一方で、排卵日の正確な把握や性行為のタイミングが制約されるなど、一定のストレスを伴う場合もあります。したがって、この手法はカップルのライフスタイル、健康状態、不妊の原因等を考慮に入れて、専門的な医学的アドバイスのもと選択されるべきです。


2. 人工授精:

「人工授精」は生殖補助医療技術の一つで、自然な性交渉による妊娠が困難な場合に用いられます。主に男性に問題がある場合や、子宮頸管狭窄、性交渉痛など特定の女性側の問題、または未解明の原因で妊娠が困難なカップルに対して行われます。具体的には、精子を採取し、必要な処理を経てから直接女性の子宮内に移送する方法です。また人工授精は他の生殖補助医療(IVF、ICSIなど)に比べて妊娠成功率は低いとされているため、患者様の健康状態、年齢、不妊の原因により、医療提供者とともに最適な治療を選択することが重要です。


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